本間美術館所蔵作品データベース

公益財団法人本間美術館 国指定名勝鶴舞園・清遠閣本間美術館所蔵作品データベース

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作品詳細

本間美術館 > A000022-1965|松尾 芭蕉|玉志亭唱和懐紙

玉志亭唱和懐紙 松尾 芭蕉

種別

A書跡

作者

松尾 芭蕉(まつお ばしょう)

作品名

玉志亭唱和懐紙(ぎょくしていしょうわかいし)

制作年

元禄2(1689)年

材質・技法

紙本墨書

寸法・
表装を含む外寸

縦29.8×横41.1cm

文化財指定

山形県指定文化財

解説

元禄2年(1689)6月、松尾芭蕉が『奥の細道』行脚中の酒田で、近江屋三郎兵衛(俳号は玉志)宅に招かれた折に、瓜のもてなしを受けて即興で詠んだ句を染筆したものです。芭蕉の酒田来訪時より、当地に残った唯一の遺墨でもあります。
句のない者には瓜はおあずけという座興に、一座の人々が詠んだ4句が書かれています。芭蕉の句は「ご馳走に初物の真桑瓜が出された、いかにも美味しそうだ。さあ、4つに縦割りにして食べようか、横に輪切りにして食べようか」の意。宴の場らしい、即興の軽い句で、主人への挨拶の気持ちが込められています。また、即興の染筆らしく、前書に1か所、曽良の句に2か所、推敲の跡が伺えます。

貸出

公開状況

公開していない

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