本間美術館所蔵作品データベース

公益財団法人本間美術館 国指定名勝鶴舞園・清遠閣本間美術館所蔵作品データベース

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作品詳細

本間美術館 > B000035-1965|伊藤 若冲|布袋図 香川黄中賛

布袋図 香川黄中賛 伊藤 若冲

種別

B絵画

作者

伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)

作品名

布袋図 香川黄中賛(ほていず かがわこうちゅうさん)

制作年

江戸時代中期

材質・技法

紙本墨画

寸法・
表装を含む外寸

縦34.8×横55.5㎝

文化財指定

酒田市指定文化財

解説

伊藤若冲(1716~1800)は、京都に生まれる。初め狩野派を学び、さらに宋・元・明の中国絵画を研究し、また直接自然を学ぶことによって独自の作風を開いた。尾形光琳の影響を思わせる装飾的な花鳥画も描いたが、他方では鋭く飄逸な水墨画も多く描く。また特に鶏を描くことを得意とした。
本図は、張りのある美しい曲線で布袋w描き、三日月型の目・下がった眉・眉間のシワなど、やや悩ましい表情を浮かべている。画中には、
 まのあたり顕れ
 にける身をしらで
 其暁を人やまつらむ
と、京都の歌人・香川黄中の賛がある。まざまざと顕れてしまっている己の姿も知らずに、人はどうして暁を待つのだろう、といった意味か。布袋は、人というものの愚かさを憂いているのかもしれない。

貸出

公開状況

公開していない

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