種別
C版画
作者
初代 歌川 広重(しょだい うたがわ ひろしげ)
作品名
六十余州名所図会 出羽最上川月山遠望(ろくじゅうよしゅうめいじょずえ でわもがみがわがっさんえんぼう)
制作年
嘉永6年(1853)
材質・技法
大判錦絵
文化財指定
なし
解説
六十余州名所図会(全70枚)は、嘉永6年から安政3年(1853~56)までに出版された初代歌川広重の晩年の作です。最上川の河口を鳥瞰で描き、遠くに月山を望む図で、実景を写したものではなく、種本をもとに想像で描かれましたが、舟運が盛んだった当時の様子を知ることができます。構図は、川の流れを大きく蛇行させることで画面に奥行きをもたせ、前景の舟を大きく描き遠近感を協調しています。
初代 歌川広重(1797~1858)は、江戸時代後期の浮世絵師で、歌川豊広の門人。号は一遊斎、一立斎。初期は美人画、武者絵、役者絵などを制作し、天保4年(1833)頃に発表した保永堂版「東海道五拾三次」のシリーズで風景画家としての地位を確立しました。
貸出
可
公開状況
公開していない