種別
C版画
作者
三代 歌川 広重・小林 永濯(さんだい うたがわ ひろしげ・こばやし えいたく)
作品名
明治三年東本願寺現如上人北海道巡錫絵図 新道切開 其二(めいじさんねんひがしほんがんんじげんにょしょうにんほっかいどうじゅんしゃくえず しんどうせっかい そのに)
制作年
明治4年(1871)
材質・技法
大判錦絵
文化財指定
なし
解説
新道はアイヌの人々が使用している道を基本としており、道案内をしてもらいながら開削ルートが構想されました。現場の作業監督は現如上人の随行者が行いましたが、事前ルートの構想などは、東京にある開拓使の松浦武四郎が取りまとめました。松浦武四郎は幕末に蝦夷地に渡った探検家で、アイヌとも親交があり、「北海道」の名付け親とも言われています。
三代 歌川広重(1839~92)は、初代歌川広重の門人。二代広重が門下を去ると、初代広重の養女お辰に婿入りして二代目を自称したが、実際には三代目。明治時代の西洋風建築や馬車鉄道・蒸気船・蒸気機関車などの開化絵を多数制作しました。
小林永濯(1843~90)は、幕末から明治時代の浮世絵師で、狩野永悳の門人。はじめ狩野派を学んでいましたが、明治3年(1870)頃から浮世絵に転向し、河鍋暁斎とも親交があったと言われています。
貸出
可
公開状況
公開していない