本間美術館所蔵作品データベース

平塚運一（1895～1997）は、版画家。島根県に生まれます。幼少より木版画に親しみ、大正2年（1913）に洋画家・石井柏亭との出会いを契機に、画家への道を志します。大正4年に上京、柏亭から紹介された彫師の伊上凡骨に師事し、伝統的な彫版を身につけます。昭和37年（1962）には渡米し、アメリカの風景を描いた作品や、裸婦をテーマとした「裸婦百態」シリーズなどの作品を制作。国画会や日本版画協会などで活躍する一方で、指導者として棟方志功ら多くの後進を育てました。