種別
A書跡
作者
藤原 定家(ふじわらの ていか)
作品名
消息 十月八日(しょうそく じゅうがつようか)
制作年
(建暦元年/1211)10月8日
材質・技法
紙本墨書
寸法・
表装を含む外寸
縦29.2×横97.3cm
文化財指定
重要文化財
解説
日本文学史上大きな足跡をのこした公家・歌人の藤原定家(1162~1241)の自筆の手紙です。
建暦元年10月4日、二条良実の大臣任命の儀式に出席した藤原定家の子・為家(1197~1275)が、装束規定を守らなかったため、後鳥羽上皇からの下問がありました。本書は、その趣旨を書き記した手紙への返書になります。返書では、為家の落度を認めながらも、まだ14歳の子供であり、儀式の日程の急な変更により応じきれなかった次第を記し、不服を言いたいのは自分のほうであると心情を述べています。昭和初期、旧庄内藩主酒井家より本間家に伝わりました。
貸出
可
公開状況
公開していない