種別
C版画
作者
初代 歌川 広重(しょだい うたがわ ひろしげ)
作品名
東都名所 芝増上寺山内ノ図(とうとめいしょ しばぞうじょうじさんないのず)
制作年
天保3年(1832)頃
材質・技法
大判錦絵
文化財指定
なし
解説
歌川広重の風景版画の出世作「東都名所」シリーズの一枚で、徳川将軍家とゆかりの深い増上寺の境内を描いたものです。駕籠を担いだ神職らしき人々の一団と、袈裟を着けた僧侶たちの姿を見ることができます。増上寺は、徳川家康によって徳川家の菩提寺に選ばれ、六人の将軍の墓所が設けられています。また、京都の浄土宗の祖山・知恩院に並ぶ位置にあったとされ、常時三千人の修行僧がいたといわれています。
初代 歌川広重(1797~1858)は、江戸時代後期の浮世絵師で、歌川豊広の門人。号は一遊斎、一立斎。初期は美人画、武者絵、役者絵などを制作し、天保4年(1833)頃に発表した保永堂版「東海道五拾三次」のシリーズで風景画家としての地位を確立しました。
貸出
可
公開状況
公開していない