種別
A書跡
作品名
曽根原文書(そねはらもんじょ)
制作年
江戸時代中期~後期
材質・技法
紙本墨書
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
この文書は、『名家手寫詩文巻』とも呼ばれ、浪華(大坂)・江戸・酒田に在住した作家の詩文箋・書簡などを巻装したものです。第1巻は藤花庵寄題詩、第2巻は送別詩、第3巻はその他と大まかに分類されています。この文書から、明和6年(1769)の秋、病のため帰省する魯卿を気づかった兄が、遠路はるばる迎えに来たことや、魯卿と頼春水が早くから親密であったことがわかります。
曽根原魯卿(1749~1811)は、名は省吾といい、碇屋六蔵の三男として生まれます。浪華の片山北海を盟主とする漢詩サロン「混沌詩社」で学び、病のため帰省。帰省後は医者を志して、江戸の桃井桃庵に師事し、酒田で開業しました。
貸出
可
公開状況
公開していない