種別
A書跡
作者
伝 民部卿局(でん みんぶのきょうのつぼね)
作品名
伊勢物語 塗籠本(いせものがたり ぬりごめぼん)
制作年
鎌倉時代
材質・技法
紙本墨書
寸法・
表装を含む外寸
縦16.9×横15.9cm
文化財指定
重要文化財
解説
『伊勢物語』は、平安時代前期に書かれた歌物語で、作者や完成時期は不明です。主人公の男の元服から亡くなるまでを表しており、在原業平の歌が多く登場することから、業平が主人公ともいわれます。
「伊勢物語 塗籠本」は、平安京の御所・朱雀院における「塗籠」という書物を保管する場所に収められていた伊勢物語のことで、公卿の高階成忠(高二位)の本であったことから「高二位本」とも呼ばれています。この「高二位本」を伝える写本のひとつが、藤原定家の息女、民部卿局が書き写したとされる当館の《伊勢物語 塗籠本》です。
115段・198首の和歌から成る、現存する伊勢物語の写本の中で最も少ない構成となっています。
貸出
可
公開状況
公開していない