種別
B絵画
作者
円山 応挙(まるやま おうきょ)
作品名
高士像(こうしぞう)
制作年
天明3年
材質・技法
紙本淡彩
寸法・
表装を含む外寸
縦160.0×横67.0㎝
文化財指定
山形県指定文化財
解説
円山応挙(1733~1795)は丹波穴太村(京都府亀岡市外)の農家に生まれ、京に出て石田幽汀について狩野派を学ぶ。さらに西洋画と中国画の写実法を研究。写実を重視し、清新な現実感を伝統的な装飾様式に融合させ、平明で情緒的な新様式を創造し、円山派の祖となる。
本図は、人格高潔な人物を表す高士を描いた作品。複数の線描が残ることから礼拝像の下絵と分かる。写生と観察、解剖学が取り入れられており、骨格を把握し着衣の下に合理的な身体があることを示している。衣装は応挙らしいよどみない線で捉えられ、付立描写で淡い彩色が施されている。
貸出
可
公開状況
公開していない