種別
A書跡
作者
尊円親王(そんえんしんのう)
作品名
消息(しょうそく)
制作年
貞和2年(1346)9月18日
材質・技法
紙本墨書
寸法・
表装を含む外寸
縦28.6×横76.9cm
文化財指定
なし
解説
尊円親王(1298~1356)は、伏見天皇の第6皇子。能書家であった父ゆずりの才能を発揮し、さまざまな書風を取り入れて「青蓮院流」と称される新たな書風を打ち立て、江戸時代に至るまで日本の書に絶大な影響を与えました。
この自筆書状は、頓空という人物より譲られた越前国(福井県)織田庄山西郷を瑚子丸に与えるという内容で、さらに忠謹に励むことや、所領の分割を禁じことなどを命じています。
瑚子丸は尊円親王に近侍した人物で、貞和二年(1346)には、親王が編纂した慈鎮和尚の家集『拾玉集』の清書を任せられており、この功と永年の勤労に報いる意味で、この書状を賜ったものだと考えられます。
貸出
可
公開状況
公開していない