種別
B絵画
作者
竹内 栖鳳(たけうち せいほう)
作品名
富士図(ふじず)
制作年
明治15~35年
材質・技法
紙本金地着色
寸法・
表装を含む外寸
縦167.0×横749.0㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
この屏風は、棲鳳号の時代(18~38歳)に描かれた。構図には雪舟や探幽などの富士図の影響が見られ、狩野派・土佐派を始めとする諸派、画家では雪舟・応挙・大雅・蕪村など広く研究していた頃の力作と言える。
大画面に刷毛で山肌を一気に大胆に描き上げ、気迫に満ち富士の雄大な姿を見事に表現している。また、富士の描き方には洋画のような表現が、麓の山々や松林、作品全体の雰囲気には大和絵の要素が見られる。古来より繰り返し描かれてきた「富士」という題材に、果敢に挑戦する栖鳳の意欲が感じられる。
貸出
可
公開状況
公開していない