種別
B絵画
作者
狩野 常信(かのう つねのぶ)
作品名
雲中文殊之図(うんちゅうもんじゅのず)
制作年
江戸時代前-中期
材質・技法
絹本着色
寸法・
表装を含む外寸
縦107.5×横38.2㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
狩野常信(1636~1713)は、木挽町狩野家の祖である狩野尚信の長男として生まれ、15歳で父の跡を継ぐ。狩野探幽に画を学び、古画の研究に努めた。古来より、狩野元信・永徳・探幽・常信は、狩野派の四大家と評されている。
本図は、右手に経典を持ち、雲の中から上半身のみ現した文殊菩薩を描く。知恵を象徴する文殊菩薩は、狩野派ではよく描かれた画題。広くとられた余白と、淡い墨によってほのかに漂う雲煙による空間表現が秀悦な作品である。
貸出
可
公開状況
公開していない