種別
B絵画
作者
小原 慶山(おはら けいざん)
作品名
異人形容図巻(いじんけいようずかん)
制作年
江戸時代中期
材質・技法
絹本着色
寸法・
表装を含む外寸
縦34.5×横830.0㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
小原慶山(?~1733)は長崎派の画家で、長崎奉行所から唐絵目利と御用絵師に任ぜられた。現存する作品は非常に少なく、人物画・花鳥図の他に、喜多元規の作風を踏襲した黄檗画像が確認されている。
長崎港に来航した異人の風俗を描いた図は、江戸初期から数多く制作された。その中でも、本図は非常に丁寧に描かれ、慶山の画力がいかんなく発揮されてた秀品の一つと言える。
巻末にある書家・佐々木文山の跋文から、長崎奉行の石河土佐守と日下部丹波守に、異国人の形容の写生図を描き台覧に備えよとの幕府の命が下り、慶山に古い異人写生図から模写をさせ、それを一巻にまとめたとわかる。本図は、享保3年(1718)3月19日に幕府に献上された。
【描かれている人物】
大明人・大明女・大明人兒共・清朝南京人・清朝女・清朝人・清朝人兒共・南京商人・福州人・漳州人・廣南人・東京人・咬□吧人・阿蘭陀人・阿蘭陀人女・モウル人・アマカワ人・エケレス人・ロソン人・暹羅人・カフリ人・ハタン人。
貸出
可
公開状況
公開していない