種別
A書跡
作者
ヘレンケラー(ヘレンケラー)
作品名
書簡(しょかん)
制作年
1948(昭和23)年
材質・技法
紙本タイプ
寸法・
表装を含む外寸
縦26.8×横54.0cm
文化財指定
なし
解説
この書簡は、ヘレン・ケラー女史が昭和23年9月20~21日まで酒田市を訪れた際、当館へ来館した時の御礼状です。
21日に酒田市立琢成小学校で開催された「全国盲人大会」出席のため、ヘレンは秘書のトムソン女史とともに酒田を訪れました。その折、ヘレンは、本間家の家族との会見を強く望んだといわれています。それは、本間家が障害をもつ人たちの救済事業や育英事業に取り組んできたことを知っていたためでした。大会の後、本間美術館でお茶会に出席したヘレンは、「近世日本生活文化展」と、陳列された点字書(光丘文庫蔵)をご覧になりました。日本の美術工芸品の優秀さと本間家が盲人教育に尽力してきたことに深く感銘を受けたということです。そして来館を記念して、当館敷地内にヒラヤマ杉の植樹が行われました。この本間家に宛てたヘレン・ケラー女史の書簡には過去の喜びや悲しみの記憶が込められた歴史ある美術品を通して感じた、平和への願いがつづられています。
貸出
可
公開状況
公開していない