種別
B絵画
作者
長沢 芦雪(ながさわ ろせつ)
作品名
四睡図(しすいず)
制作年
寛政4~11年
材質・技法
紙本着色
寸法・
表装を含む外寸
縦59.3×横114.7㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
長沢芦雪(1754~1799)は江戸中期の画家。名は魚、字は氷計・引裾、別号は于絹・于州魚者。京都に出て円山応挙に絵を学び、師の画風を完璧に身につけつつも、機知にあふれた鋭い個性的な表現をみせて応挙門下に異彩を放った。現在は「奇想の絵師」の一人として数えられる。鋭い観察眼と機知的感覚で傑作を数多く遺した。
本図は、虎と豊干、寒山、拾得が寝ている姿を描く。禅の境地を絵画化したもので、1匹と3人が寝ていることから四睡図と呼ばれる。禅の精神性よりもそれぞれの表情が際立っており、虎の横顔はいかにも心地よさげで、猛々しさを一切感じさせない表現が特徴的である。
芦雪の《四睡図》は和歌山県・草堂寺にも伝わっており、本図にも南紀滞在中に開花した芦雪の奇抜で新しい表現が発揮されている。
貸出
可
公開状況
公開していない