種別
B絵画
作者
黒田 清輝(くろだ せいき)
作品名
習作(婦人像)(しゅうさく・ふじんぞう)
制作年
明治22年頃
材質・技法
紙・鉛筆
寸法・
表装を含む外寸
縦57.0×横41.0㎝
文化財指定
なし
解説
黒田清輝(1866~1924)は、法律家を目指し留学したパリでの洋画家・山本芳翠との出会いがきっかけで、学校を退学し画業に専念。「外光派」と呼ばれるアカデミックな古典主義に印象主義の外光描写を取り入れた画風を習得した。帰国後は、裸体画問題の引き金になる全裸の女性像を発表するなど、日本の封建的な画壇を批判。視覚的再現描写を磨くため裸体スケッチを導入し、それを基礎に作者の構想による大画面制作に至るよう後進の指導にあたった。
明治29年(1896)、藤島武二・岩村透・岡田三郎助らと白馬会を結成。日常的主題に歴史的要素を込める構想や、装飾的な画面構成、外光を取り入れた明るい色彩など、日本洋画界に新風を吹き込む。
貸出
可
公開状況
公開していない