種別
B絵画
作者
市原 円潭(いちはら えんたん)
作品名
信貴山縁起絵巻 模本(しぎさんえんぎえまき もほん)
制作年
江戸時代末期
材質・技法
紙本着色
寸法・
表装を含む外寸
(各)縦34.5×横850.0cm
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
市原円潭(1817~1901)は、酒田出身の画僧。天保2年(1831)に江戸に上り、江戸幕府の表絵師・深川水場狩野家の狩野了承賢信、同11年には奥絵師・鍛冶橋狩野家の狩野探淵に師事。京都、奈良、長崎などの社寺を巡歴して多くの古仏画を模写。帰郷後は、鶴岡の淀川寺の住持となりました。
この絵巻物は、平安時代後期に描かれた国宝『信貴山縁起絵巻』を克明に模写したものです。『信貴山縁起絵巻』は、大和国(奈良県)と河内(大阪府)の境にある信貴山の発展に寄与した高僧・命蓮に関する三つの逸話を描いたもので、上巻「飛倉の巻」(山崎長者の巻)、中巻「延喜加持の巻」、下巻「尼公の巻」の三巻から成っており、作者不明ですが、すぐれた画面構成と描写力をもって絵巻芸術の最高傑作の一つに位置づけられています。
貸出
可
公開状況
公開していない