種別
B絵画
作者
高 嵩谷(こう すうこく)
作品名
須磨・住吉図屏風(すま・すみよしずびょうぶ)
制作年
寛政6年(1794)
材質・技法
紙本着色
寸法・
表装を含む外寸
縦162.5×横378.0㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
源氏物語の主題、「須磨」「明石」「澪標」の三つの場面を六曲一双の屏風に描いた作品。右隻は須磨に流謫された光源氏が、茅屋の假住居で秋を迎える場面と、小舟で明石の君に通う場面が描かれている。左隻は京都に呼びもどされた光源氏が、住吉神社に御礼に参詣したとき、ちょうど明石の君も船で住吉詣でに来たのだが、あまりに立派な源氏の一行を見て船を遠ざけてしまう場面である。画面の右側に白鷺のとまる杭が描かれ、これが船の水路を示すための澪標(みおつくし)である。
高嵩谷(1730~1804)は江戸時代中ー後期の町絵師。土佐派、狩野派の手法も取り入れ、英一蝶風の絵をもって明和から寛政年間に活躍した。
寛政9年(1797)3月、本間家三代・光丘は、米沢藩への功績から九代藩主・上杉治憲(鷹山)より、この屏風と御染筆(自筆の書)、御菓子を拝領した。
貸出
可
公開状況
公開していない