種別
B絵画
作者
市原 円潭(いちはら えんたん)
作品名
天台山真景 模本(てんだいさんしんけい もほん)
制作年
安政4年(1857)
材質・技法
紙本着色
寸法・
表装を含む外寸
縦37.5cm
文化財指定
なし
解説
中国・浙江省天台県北にある仏教の名山・天台山の真景図です。天台山は、もとは道教の霊山で、「天上の三台星に応ずる地」から天台山の名が生まれたと伝えられています。4世紀中頃から仏僧が入山し、仏寺建立が盛んになり、575年に入山した智顗(天台宗開祖)が修禅寺(宋代に大慈寺と改名)を建て、天台宗の根本道場となりました。日本天台宗の開祖・最澄が804年に入山して以降、唐から宋にかけて続々と日本の仏僧が訪れました。
市原円潭(1817~1901)は、酒田出身の画僧。天保2年(1831)に江戸に上り、江戸幕府の表絵師・深川水場狩野家の狩野了承賢信、同11年には奥絵師・鍛冶橋狩野家の狩野探淵に師事。京都、奈良、長崎などの社寺を巡歴して多くの古仏画を模写。帰郷後は、鶴岡の淀川寺の住持となりました。
貸出
可
公開状況
公開していない