本間美術館所蔵作品データベース

公益財団法人本間美術館 国指定名勝鶴舞園・清遠閣本間美術館所蔵作品データベース

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作品詳細

本間美術館 > B000113-1968|市原 円潭|画巻

画巻 市原 円潭

種別

B絵画

作者

市原 円潭(いちはら えんたん)

作品名

画巻(がかん)

制作年

安政2年(1855)

材質・技法

紙本淡彩

寸法・
表装を含む外寸

縦28.5cm

文化財指定

なし

解説

中国・清時代に刊行された画譜『芥子園画伝』の第二集「蘭梅竹菊譜」をもとに描いたものだと思われます。梅・蘭・竹・菊は、南画家が特に好んだ「四君子」と呼ばれる画題で、それぞれが持つ高潔さが文人の理想とされています。
江戸時代前期頃、日本に伝えられた『芥子園画伝』は、画論の要旨や描法の図解、古来の名画家の作品模写などが載っていることから人気を呼び、盛んに翻刻されました。多くの場合は絵を描くときの手本として用いられたようです。
市原円潭(1817~1901)は、酒田出身の画僧。天保2年(1831)に江戸に上り、江戸幕府の表絵師・深川水場狩野家の狩野了承賢信、同11年には奥絵師・鍛冶橋狩野家の狩野探淵に師事。京都、奈良、長崎などの社寺を巡歴して多くの古仏画を模写。帰郷後は、鶴岡の淀川寺の住持となりました。

貸出

公開状況

公開していない

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