種別
C版画
作者
司馬 江漢(しば こうかん)
作品名
三囲之景図(みめぐりのけいず)
制作年
天明7年(1787)
材質・技法
紙本銅版筆彩
寸法・
表装を含む外寸
縦28.3×横40.7㎝
文化財指定
酒田市指定文化財
解説
江戸隅田川の畔、三囲稲荷付近の風景です。隅田川に往来する舟が見え、遠くに筑波山を望むことができます。土手道には行き来する人、三囲稲荷に参詣する人、立ち話をする武士など、江戸の日常を伝えてくれます。
江漢の作品には2点の《三囲之景》があり、天明3年(1783)に初の腐食銅版画として制作したものと、4年後に同じ場所を表した本図があります。本図は前作よりも視線の位置が下がり、より遠近感を強調しています。上部のローマ字表題「MIMEGULI」は左右反転せずに正字になっています。
司馬江漢(1747~1818)は、日本で初めて腐食銅版画の制作に成功し、独自の油絵具で油彩画を描いた、洋風画家として知られています。
貸出
可
公開状況
公開していない